SUV、よく聞くクロスオーバーってなに?

SUVの購入を検討し始めて、いろいろと情報収集を始めた時に、必ずと言って良いほど頻繁に出てくるのが、この「クロスオーバー」という言葉です。

意味が分かってしまえば難しい話ではないのですが、初めて耳にする方、目にする方にとっては、頭にクエスチョンマークが飛ぶことも珍しくありません。日本語にすると、クロスは交差、オーバーは越えるといったニュアンスになりますので、それをあわせると、交差して越えるというというイメージの意味になるのかなと思います。

今回はそんな、クロスオーバーSUVとは一体、なんなのかという部分について、ご紹介をしたいと思います。

SUVは、もともとオフロード用だった

クロスオーバーのSUVを見て感じる印象の中で、多くを占める内容が「なんだかオフロードっぽくない」というものです。意味が分かれば当たり前の事ではあるのですが、そもそもSUVというのは元々、オフロード用のクルマから進歩、進化してきたものです。もともとはタイヤが大きく、車高が高く、排気量が大きく、四輪駆動であることがSUVの条件とされていましたが、それはまさに、道なき道を走るオフロード用の自動車としての条件でもあるのです。

具体的な車種を挙げると、ハマーやリンカーン・ナビゲーター、レンジローバー、日本車ではランドクルーザー、ジムニー、パジェロといった車になります。それと比較すると、クロスオーバーSUVというのは、確かにタイヤは大きい方ですし、車高も高い方ではありますが、排気量は2.0Lを下回るモデルも多くなっています。エクステリアデザインが、まず大きく違っているということですね。

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なぜオフロードが必要になったの?

SUVはもともとオフロード用だったと言いますが、そもそもなぜオフロード用のクルマが必要になったのでしょうか?理由は大きく二つに分かれていると言われています。

一つは戦争のためです。どんな道でもガンガン進んで、相手も攻撃できる戦車というのがありますが、あまり速く走ることができませんので、迅速に人や物資を運ぶのには向いていないという側面があります。それをカバーするために、日本車で言えばジムニーのようなスタイルの車が必要になっていったということですね。

それともう一つが、1960年代のアメリカで生まれたヒッピー文化です。政府や社会に対して反感を持った人たちが、小型のピックアップトラックを改造して、南カリフォルニアの砂漠で暮らし始めたということがあり、その時に使っていたクルマがSUVという形へと進化していった、という事ですね。いずれにしても、SUVというのはもともと「舗装されていない、砂漠や野原といった悪路を走行するため」というのが始まりだとされています。

SUV、クロスオーバーは生き残り戦略?

ご存知の方もおられるかもしれませんが、アメリカにはアウトドアの一つとして「砂漠でのキャンプ」という楽しみ方があります。

日本では砂漠がありませんので、アウトドアのキャンプとなると、山や海となりますが、アメリカは砂漠がある訳ですね。ですので従来のオフロードタイプのSUVが、今でも人気となっています。それに、大きな土地を持つアメリカでは、舗装されていない道路が多いのに加えて、舗装されていたけどメンテナンスが行き届かず、荒れてしまっている道もあります。

そんな中では、従来のオフロードタイプのSUVの方が、使い勝手が良いという事情があります。しかし日本ではちょっと事情が異なります。まず、舗装されていない道路というのは、あまり見かけません。郊外や田舎へと行けば、舗装されていない道路はありますが、たとえば穴ぼこが大きく開いていたり、岩や砂山でボコボコになっている道というのは、滅多に見ることはありません。

仮にあったとしても、迂回路が見つかる場合も多いでしょう。そうなると、オフロードのクルマを使う必要がないのです。つまり、趣味や好みで、従来のオフロードタイプのSUVに乗っている人以上に、SUVが広がっていくことは、まず難しいだろうという事になってきますね。そこで、クロスオーバーの登場だという事になります。

SUV、クロスオーバーこそ最も人気のジャンル

もうお気づきかもしれませんが、クロスオーバーというのは、舗装された道路をしっかりと快適に走れるオンロードとしての走行性能を持ちながら、大きなタイヤや4DWといったオフロードとしての走行機能も備えた、両方を合わせたクルマ、ということなのです。先述の通り、日本ではほとんどの道がアスファルトで舗装されています。そんな状況でオフロード用のクルマは必要がありません。

しかしアウトドアを楽しむ際に、やや路面の状況が悪い場所というのは多く存在します。それに、SUVのエクステリアデザインというのは、立体的で美しく、オシャレでもありますよね。そういったオフロードとオンロードの良い所をあわせたクルマが、クロスオーバーSUVだという事ですね。

まとめ

クロスオーバーのSUVについてご紹介してきましたが、いかがでしょうか?

日本の道路事情に合わせて進化していったSUV。それがクロスオーバータイプのSUVだと言えます。ここ数年で大きな人気を集めている分野ですので、気になる方はぜひ、チェックしていただければと思います。

SUV、売上ランキングのベスト3をチェックしてみよう!

SUVという車というのは、一体どういう車なのかというと、カンタンに言えば「アウトドア派の方のためのクルマ」という事になります。

スキーやサーフィン、キャンプといったアウトドア派の方々にとって車というのは、人やモノを運ぶためのものというだけではなく、ある程度の路面の悪い状況を走ることも考えられますので、そういった路面の状況が悪い中でもしっかりと走れる走行性能も備えたクルマが必要となってきます。

そういったSUVの特徴と用途を考えると、売上ランキングは「機能性の高いクルマ」が上位に入ってくるのではないか?といった予想をされる方も、おられるかもしれません。実際、トヨタのランドクルーザーは常にランキング上位に位置していますし、機能性を重視した実用性のあるSUVが人気であることは、間違いありません。

しかし最近では、エクステリアデザインが美しいクルマであったり、インテリアが上質なSUVというのも多く登場しており、むしろそういったSUVの方が、ランキング上位に入っていたりもします。今回はそんなSUVの売上ランキングについて、チェックしてみたいと思います。

SUVの売上ランキングをチェックする時に、注意すべき点とは?

SUVの売上ランキングをチェックする時には、実はよく注意をしておかなくてはならない点があります。それは何かというと、ご自身の気になったSUVが実際に、機能的に十分な能力を持った実用的なSUVなのか、それともあくまでSUVとしての精神や魂を受け継いだデザインとしてのSUVなのかという部分です。

先述した通りトヨタのランドクルーザーというのは排気量が4.5Lとなっています。これは完全に「実用的なSUV」です。

それこそ1960年代アメリカ、南カリフォルニアの砂漠で生まれた当初のSUVをそのまま進化させたようなイメージと言っても良いかもしれません。

それに対して、たとえば同じトヨタで言えばハスラー、ホンダではヴェゼルといった車になると思いますが、これらは排気量が2.0Lであったり、1.8Lや1.6Lといった普通乗用車クラスと同じになっていたりします。

これはあくまでSUVの精神や魂、ライフスタイルをデザインとして取り入れたSUVというイメージとなっていて、本気で豪雪地帯や舗装されていない山道をガンガン走っていけるのかというと、少し不安もあります。

タイヤも大きく4WDですので、セダンやミニバンに比べれば圧倒的な悪路走行性能があるとは思いますが、機能性を求めたランドクルーザーなどには及びません。しかしこれらの車が、同じSUVとしてランキングに並べられているのが、SUVランキングの現状です。こちらの点については、ぜひ注意してチェックをして頂ければと思います。

人気3位 日産「エクストレイル」

今回は人気ベスト3を紹介したいと思いますが、実はその3台ともが、上記でご紹介した「精神や魂をデザインとして受け継いだカタチのSUV」ということになっています。

ただ、それでもやはりセダンやミニバンといった車と比較すると、悪路走行について十分な走行性能を持っていると言って良いでしょう。

SUVはタイヤが大きく、車高が高いのに加えて、4DWであったり、視界や操作性が良いことから、一度でも乗ってしまうと「他のクルマには乗れないかも」と思ってしまうくらいの「運転のしやすさ」というのがあります。

そんな中で第3位にランクインしている日産の「エクストレイル」は、一時期テレビなどでもよくCMが流れていましたので、車に興味のない方でも、名前を聞いたことがあるかもしれません。排気量は2.0Lクラスという事で、ヴォクシーやノアと同じになりますが、走行性能のバランスで言えば、SUVトップクラスと言っても良いかもしれません。

というのはどういう事なのかというと、日本でのSUVの使用状況を考えると、「街中でもしっかりと静かに走ってくれて、燃費も良いこと」という部分と、「悪路もしっかり走って欲しい」という、両立こそが価値となっている部分があるからです。

砂漠や渓谷といった、本当に厳しい条件の道も日本にない訳ではありませんが、圧倒的に多いのは、舗装された道路と、やや路面状況の悪い道路です。

そのため、ランドクルーザーのような完全にSUVとして洗練させたクルマよりも、ちゃんと街中で燃費が良く走ってくれるといった走行性能を持つSUVが、ランキングに入ってきています。

そんな日本のSUV市場の中で、日産のエクストレイルは、どちらかと言えば軸足を本来のSUVに置きつつも、ちゃんと街中でも燃費が良く走ってくれるという条件を、とても良いバランスで整えているクルマとなります。

人気2位 トヨタ「ハリアー」

排気量2.5LクラスのSUVですが、もはやこのクルマは高級車と呼んでも良いかもしれません。それほど乗り心地が良く、快適性に優れています。

本来のSUVとは大きくバランスが違っていますね。街で乗る方に軸足が置かれ、燃費や静粛性といった部分の走行性能に、重点が置かれています。

SUVとしてのスタイルが好きで、しかし実際の走行性能としては、静かさや燃費、乗り心地に重点が置かれたクルマを探している方には、これ以上ない選択肢ではないかと思います。

 人気1位 ホンダ「ヴェゼル」

この車の何が人気なのかというと、それは「コンパクトである事」です。しかも価格が比較的、安く設定されているのも嬉しいポイントですね。

そもそも日本には、悪路自体がさほど多くは存在しません。もちろん豪雪地帯もありますし、山が多い特徴もありますので、決して悪路が存在しない訳ではありませんが、今やほとんどの道がアスファルトで舗装されており、多いのは坂道であって悪路ではない、という状況となっています。

それに加えて、細い道が多いのも日本の道路事情の一つですね。そんな中で役立つのは、ヴェゼルのようなコンパクトなSUVだという事なのかもしれません。

まとめ

SUVの売上ランキングについて、代表的なベスト3をご紹介いたしましたが、いかがでしょうか?

SUVというのは、一つのジャンルのようで、実は中身は各クルマとも個性に溢れており、それらを一つのカテゴリーにまとめて良いのかという疑問すら生まれてくるほどです。

そんな中で売上ランキングというのは、あくまで参考や傾向として、チェックされると良いかもしれません。

SUV、燃費はどうなっている?各SUVをチェック

SUVに対して燃費を求めるなんてナンセンス…そうお考えの方もおられるかもしれません。なぜならもともとSUVというのは、1960年代アメリカを発祥とする「ロックな車種」だからです。

これはどいう事なのかというと、もともとSUVというのは社会に対する不満や怒りをもっていた人たちが、日本製の小さなピックアップトラックを改造して街を出て、南カリフォルニアの砂漠で暮らし始めた…その改造した車が起源とされているからです。

いわゆるヒッピーと呼ばれていた人達が乗っていた車という事になるのですが、砂漠で暮らすと言ってもまさか自給自足という訳にはいきません。

当然、食料品などは街へ買いに出かける必要があったと思います。その際、彼らが改造したクルマを見て、そのアメリカの古い時代の馬車を思わせるかのようなシルエットやスタイルが一般の人達から注目を集めて、実際に自動車メーカーが、それを正式な自動車のジャンルとして開発に乗り出したという流れですね。

現在はすっかり「自動車のジャンルの一つ」として定着し、かつて南カリフォルニアで走っていたSUVは、高級ホテルやリゾート地でも当たり前のようにその姿を見るほどにまで広まりました。

そういったSUVの流れを知っている方にとっては、「SUVに燃費なんて、最初から求めていない」というご意見があっても当然ではないかと思います。

ところがこれほど広くSUVが知られるようになり、どんどんと人気が高まっていく中で、ついには高級自動車メーカーであるメルセデスやレクサス、BMWなどなどがSUV市場に参入し、すでにSUVは悪路を走行するための車ではなく、一つのデザイン、ライフスタイルを表現できるクルマとして定着しつつあります。

そんな中で次第に「燃費」といった価値観にも応えなくてはいけなくなってきてるわけですね。今回はそんなSUVの燃費について、各SUVをチェックしてみたいと思います。

ハイブリッドのSUVも登場し始めている

最初はトヨタのプリウスだけだったハイブリッド車が、ついにSUVでも出てくるようになってきました。最初はプリウス、そしてアルファードやヴォクシー、ノアといったような、ファミリー層が普段の生活で使用するクルマに採用されていったハイブリッドが、とうとうSUVでも採用されるようになったわけですね。そのクルマはホンダのヴェゼル。

燃費は27.0km/Lとなっていて、もはやミニバンクラスよりも高い燃費となってきています。それどころか、この燃費は軽自動車にも匹敵する数字ですので、非常に高い燃費のSUVがどんどん出てきている状況だと言えますね。

SUV、燃費をどう捉える方がポイント

SUVの燃費というのは、それ自体をどうとらえるのかがとても重要です。たとえばトヨタのランドクルーザーというクルマがありますが、4.6Lという大きなエンジンを搭載しており、燃費はリッター約6kmしかありません。

しかし、悪路の走行という側面から見れば、世界中で高い評価を受けているクルマとなります。砂漠でも雪道でも、川の流れる渓谷でも、急斜面でも、どんな悪路でもそのまま突っ込んでいける。

そんなコンセプトを持つトヨタのランドクルーザーに対して、燃費がどうこうと言う人はまずいないでしょう。

このように、SUVというのはその燃費という部分をどう捉えるのかによって、自分の中での納得度に大きな違いが出てきます。

トヨタのランドクルーザーの持つ走行性能はもちろん、その精神や技術の結晶に乗りたいと考えている方は、燃費について「悪くて当然」と最初から知って乗っているので、燃費が悪くてもそもそも自分自身で納得できているのですね。

しかし、SUVに乗りたいけど燃費も気になるという方は、他の車種の方が良いということになってきます。このように現在のSUVというのは、本格的に悪路走行に重点を置いているものを、ある程度の走行性能にとどめて、後はそのスタイルをデザインとしてバランスを取っているものとがあります。

この部分についてはぜひ事前にチェックをしておきたいところですね。

ミニバンよりも良い?SUVの燃費の実情をチェック

さてそれでは、SUVの燃費の実情をチェックしてみたいと思いますが、燃費のランキングでトップ10に入っている車種をチェックすると、全体的な平均値としては、リッター約18km前後はあるという状況となっています。

これは場合によってはミニバンよりも良い数字かもしれません。もちろんミニバンは基本的に3列シートとなっていて、車自体の重さがあります。

同じ排気量なら、重いクルマの方が燃費が悪くなりますので、ミニバンの方が燃費は悪くなるとは思いますが、イメージとして「悪路走行のためのクルマであるSUVの方が、ミニバンより燃費がいい」というのは、意外な印象も受けますね。

SUVの燃費ランキングをご紹介

まず最も燃費が良いのは、毎年ランキングが入れ替わりますが、2016年現在でチェックできるインターネット上での情報を整理すると、

1位「ホンダ ヴェゼルハイブリッド」27.0km/L
2位「マツダ CX-3」25.0km/L
3位「ホンダ ヴェゼル」20.6km/L
4位「マツダ CX-5」18.4km/L
5位「スズキ SX4 Sクロス」18.2km/L

このような状況となっています。

ホンダとマツダが上位4位を占めていますが、トヨタや日産といった自動車メーカーも本格的に「燃費」を意識したハイブリッドモデルを出してくる可能性は十分にあります。

燃費という価値観を基準としてSUVを選びたいという方は、最新の情報にもアンテナを張っておくのがいいかもしれません。

まとめ

SUVの燃費について見てきましたが、いかがでしょうか。

そもそも燃費なんて関係ないというイメージのあったSUVですが、すっかり時代は変わったと言っていいと思います。静粛性や燃費といった、今の時代の車に対する価値観が、そのままSUVにも求められるようになってきています。

今後もSUVの状況についてはチェックをしておきたいところですね。