SUV、燃費はどうなっている?各SUVをチェック

SUVに対して燃費を求めるなんてナンセンス…そうお考えの方もおられるかもしれません。なぜならもともとSUVというのは、1960年代アメリカを発祥とする「ロックな車種」だからです。

これはどいう事なのかというと、もともとSUVというのは社会に対する不満や怒りをもっていた人たちが、日本製の小さなピックアップトラックを改造して街を出て、南カリフォルニアの砂漠で暮らし始めた…その改造した車が起源とされているからです。

いわゆるヒッピーと呼ばれていた人達が乗っていた車という事になるのですが、砂漠で暮らすと言ってもまさか自給自足という訳にはいきません。

当然、食料品などは街へ買いに出かける必要があったと思います。その際、彼らが改造したクルマを見て、そのアメリカの古い時代の馬車を思わせるかのようなシルエットやスタイルが一般の人達から注目を集めて、実際に自動車メーカーが、それを正式な自動車のジャンルとして開発に乗り出したという流れですね。

現在はすっかり「自動車のジャンルの一つ」として定着し、かつて南カリフォルニアで走っていたSUVは、高級ホテルやリゾート地でも当たり前のようにその姿を見るほどにまで広まりました。

そういったSUVの流れを知っている方にとっては、「SUVに燃費なんて、最初から求めていない」というご意見があっても当然ではないかと思います。

ところがこれほど広くSUVが知られるようになり、どんどんと人気が高まっていく中で、ついには高級自動車メーカーであるメルセデスやレクサス、BMWなどなどがSUV市場に参入し、すでにSUVは悪路を走行するための車ではなく、一つのデザイン、ライフスタイルを表現できるクルマとして定着しつつあります。

そんな中で次第に「燃費」といった価値観にも応えなくてはいけなくなってきてるわけですね。今回はそんなSUVの燃費について、各SUVをチェックしてみたいと思います。

ハイブリッドのSUVも登場し始めている

最初はトヨタのプリウスだけだったハイブリッド車が、ついにSUVでも出てくるようになってきました。最初はプリウス、そしてアルファードやヴォクシー、ノアといったような、ファミリー層が普段の生活で使用するクルマに採用されていったハイブリッドが、とうとうSUVでも採用されるようになったわけですね。そのクルマはホンダのヴェゼル。

燃費は27.0km/Lとなっていて、もはやミニバンクラスよりも高い燃費となってきています。それどころか、この燃費は軽自動車にも匹敵する数字ですので、非常に高い燃費のSUVがどんどん出てきている状況だと言えますね。

SUV、燃費をどう捉える方がポイント

SUVの燃費というのは、それ自体をどうとらえるのかがとても重要です。たとえばトヨタのランドクルーザーというクルマがありますが、4.6Lという大きなエンジンを搭載しており、燃費はリッター約6kmしかありません。

しかし、悪路の走行という側面から見れば、世界中で高い評価を受けているクルマとなります。砂漠でも雪道でも、川の流れる渓谷でも、急斜面でも、どんな悪路でもそのまま突っ込んでいける。

そんなコンセプトを持つトヨタのランドクルーザーに対して、燃費がどうこうと言う人はまずいないでしょう。

このように、SUVというのはその燃費という部分をどう捉えるのかによって、自分の中での納得度に大きな違いが出てきます。

トヨタのランドクルーザーの持つ走行性能はもちろん、その精神や技術の結晶に乗りたいと考えている方は、燃費について「悪くて当然」と最初から知って乗っているので、燃費が悪くてもそもそも自分自身で納得できているのですね。

しかし、SUVに乗りたいけど燃費も気になるという方は、他の車種の方が良いということになってきます。このように現在のSUVというのは、本格的に悪路走行に重点を置いているものを、ある程度の走行性能にとどめて、後はそのスタイルをデザインとしてバランスを取っているものとがあります。

この部分についてはぜひ事前にチェックをしておきたいところですね。

ミニバンよりも良い?SUVの燃費の実情をチェック

さてそれでは、SUVの燃費の実情をチェックしてみたいと思いますが、燃費のランキングでトップ10に入っている車種をチェックすると、全体的な平均値としては、リッター約18km前後はあるという状況となっています。

これは場合によってはミニバンよりも良い数字かもしれません。もちろんミニバンは基本的に3列シートとなっていて、車自体の重さがあります。

同じ排気量なら、重いクルマの方が燃費が悪くなりますので、ミニバンの方が燃費は悪くなるとは思いますが、イメージとして「悪路走行のためのクルマであるSUVの方が、ミニバンより燃費がいい」というのは、意外な印象も受けますね。

SUVの燃費ランキングをご紹介

まず最も燃費が良いのは、毎年ランキングが入れ替わりますが、2016年現在でチェックできるインターネット上での情報を整理すると、

1位「ホンダ ヴェゼルハイブリッド」27.0km/L
2位「マツダ CX-3」25.0km/L
3位「ホンダ ヴェゼル」20.6km/L
4位「マツダ CX-5」18.4km/L
5位「スズキ SX4 Sクロス」18.2km/L

このような状況となっています。

ホンダとマツダが上位4位を占めていますが、トヨタや日産といった自動車メーカーも本格的に「燃費」を意識したハイブリッドモデルを出してくる可能性は十分にあります。

燃費という価値観を基準としてSUVを選びたいという方は、最新の情報にもアンテナを張っておくのがいいかもしれません。

まとめ

SUVの燃費について見てきましたが、いかがでしょうか。

そもそも燃費なんて関係ないというイメージのあったSUVですが、すっかり時代は変わったと言っていいと思います。静粛性や燃費といった、今の時代の車に対する価値観が、そのままSUVにも求められるようになってきています。

今後もSUVの状況についてはチェックをしておきたいところですね。

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